2018年10月8日(祝月)、丹波市柏原町にて「柏原藩 織田まつり」「丹波かいばらうまいもんフェスタ+たんばルシェ2018秋」が同時開催されました。
台風の影響が心配された開催当日は見事な秋晴れの一日となり、100名からなる武者行列や丹波限定のグルメが多くの来場者を楽しませてくれました。
◼︎織田まつり前夜祭~ライトアップ×能~
織田まつりの前日には前夜祭が開催されました。
昨年に引き続き柏原のまちなかをキャンドルや照明で彩るライトアップに加え、今年は能が披露されました。
能の監修は2014年に大阪市から丹波市氷上町へ移住された能楽師 上田敦史氏です。
ライトアップされた柏原藩陣屋跡をステージとして利用。
赤、青、紫と変わる幻想的なライトの中で披露された能は、約300人の来場者を幽玄の世界に惹き込こんだことでしょう。
◼︎柏原藩 織田まつり
江戸時代に柏原藩織田家の本拠が置かれた柏原町は、かつて織田信長の弟 織田信包が治めた、織田家ゆかりの小さな城下町です。
戦国時代に天下統一、朝儀復興などを進めた偉勲を称え、明治天皇が信長に与えた神号「建勲」(たていさお)の名を冠する日本でも三つしかない【建勲神社】が、ここ柏原町にあります。
その建勲神社の例祭として始められたお祭りがこの【柏原藩 織田まつり】です。
織田まつり恒例の武者行列には、織田信長候末裔第18代にあたる織田信孝氏が殿様役で出演。
ほかにも、毛槍、挟み箱を先頭に織田信包が養育したとされる浅井三姉妹(茶々・初・江)に扮した女性達が行列に華を添えていました。
柏原藩陣太鼓やほら貝が鳴り響く中、堂々とした姿で大人たちのかっこいい武者行列の後には、可愛らしい子供たちによる武者行列の姿が続き、沿道は親子連れやカメラを構える人らでにぎわっていました。
◼︎丹波かいばらうまいもんフェスタ+たんばルシェ2018秋
会場となるのは、普段は夏祭りやハピネスマーケットなどの会場で使用されている八幡神社下の西市庭会場。
毎年10月上旬になると、織田まつりとうまいもんフェスタが同時開催されます。
毎年恒例の武者行列に、柏原中学生や柏原高校生たちによる軽快な音楽演奏など、賑やかな雰囲気の中で丹波ならではの味覚を食べつくすことができる魅力たっぷりのイベントです。
会場メインを占めるのは、丹波のグルメをいただける飲食店や販売店。
味の特徴や農法のこだわり、調理の仕方など、生産者と直にコミュニケーションを取りながら購入できるのがこのお祭りの特徴ではないでしょうか。
会場には霧芋を使ったお好み焼き、丹波三宝(黒豆、栗、大納言小豆)を使ったパンやお菓子、丹波のあまご焼き、つきたての餅、氷上高校生によるお菓子や加工品など、丹波自慢の味でご来場者をおもてなし。
お気に入りのグルメを片手に、織田まつりのトークに耳を傾けたり、音楽演奏を楽しむなど、1日中お祭りを満喫することができました。
丹波ならではの名物グルメが溢れるこのお祭り。来年のさらなるパワーアップが楽しみですね。